【秋保】豊後館跡・めがね橋 |恐怖の馬場館跡と美しい小滝沢橋

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豊後館跡(ぶんごかんあと。別名:馬場館)と「めがね橋」に行って来ました!

昨日の記事で書きましたが、「白岩」の絶景を見た後の、人面岩と落石の恐怖に怯えた状態での観光です…

豊後館跡は観光地では無く、ちょっと怖い雰囲気でした。一人で行くのはおすすめしません…

 

めがね橋は美しい景観で、秋保の中でも好きなスポットの一つです!

道路沿いの展望台から見えるので、「秋保神社」や「秋保大滝」に行く際は、ぜひ覗いてみて下さい。

豊後館跡(馬場館)

豊後館跡とは?

16世紀末戦国時代も終焉に近づく頃、二口街道をめぐる防衛強化のため、馬場秋保氏三代目となる摂津守定重が上館から移転整備したのが豊後館です。現在の駅の街並みもこの頃に形づくられたと云われます。
名取川と小滝沢の断崖を利用した舌状の天然の要塞で、100mに及ぶ土塁や枡形状の虎口を配した二口街道随一の堅固な要塞です。
天正19年(1591年)、伊達政宗の命により、最上に内通した桃生群深谷の領主長江月鑑斎を誅殺した場所としても知られています。
(秋保のパンフレットより)

以前はここに堅固な要塞があったとのこと。人面岩の崖の上にあるので納得です。

この場所で政宗の命を受けた秋保氏によって、月鑑斎(長江勝景)が殺害されたようです。

参考:wikipedia

豊後館跡への行き方

▼白岩に向かう途中に小さい看板があります。

馬場館(豊後館)跡 看板

 

▼畑の脇を歩いて行くと、柵を開けられる場所があります

イノシシ注意

イノシシ対策用の柵を開けたら直ぐに閉めるよう書かれています。

“どうぞ気をつけていってらっしゃい”という町内会長のメッセージがなんとも…

いざ!豊後館へ!

気合を入れて豊後館跡へ入ります!

気合を入れないと入れません!

 

▼こんな感じの道なので

豊後館跡 夥しい入り口

 

▼林を抜けた先

豊後館跡 けものみち

だんだん道が険しく…

 

▼綺麗な花も毒々しく見えてしまいます

秋保 豊後館跡 キクザキイチゲ

キクザキイチゲ

この花の写真を撮るために屈んでいる時、カラスが大声で鳴いて飛び立って行き、尻餅を尽いてしまいます…

侵入者が現れた事を知らせるような、カラスの雄叫び(涙)

 

▼さらに進むと道が二手に分かれます

分かれ道

左の道

左の道

右の道

右の道

パンフレットには円形の道が書かれていたので、どちらに進んでもここに戻るはずです。

迷わず左の道に進むことにしました。

理由は、右の道に見える青い建物が怖そうだからです(笑)

 

▼進んでいくうちに、道がざっくりになってきました

仙台市秋保の樹海

 

▼さらに進むと、また道が分かれていました

分かれ道2

ここは左へ。

行き止まりっぽい道から探索するのがRPGの鉄則です。宝箱があるかもしれません。

 

▼進んでいくと完全に道が無くなりました…

道が無くなる

 

▼振り返るとこんな感じです

振り返った景色

案の状行き止まりでしたが、この崖の下が人面岩のはずなのです。

 

▼覗いても何も見えませんでした

豊後館跡 人面岩の上の崖から

引き返して、先ほどの分かれ道を白岩方面へ向かいます。

 

▼こちら側は光が差し込んでいて、雰囲気が変わります

豊後館跡 白岩側

 

▼ちらっと白岩が見えました

豊後館跡からちらっと見えた白岩

 

▼さらに進むと白岩が見えやすいポイントに

秋保 豊後館跡からの白岩

 

▼ぎりぎりまで近づいた写真

仙台市秋保 豊後館跡からの白岩2

かつて、この断崖から馬場氏や長江氏が名取川を挟んだ白岩を眺めていたのかもしれません。

美しいのですが、足がすくんでいます…

 

この場所、足を滑らすと死ぬ予感です

落ちたら死ぬ絶壁

美しい景観なのですが、サスペンスドラマに出て来そうな場所でした。

相方次第では二人で来るのはもっと怖いかもしれません…

 

▼さらに進むと虎口の石垣がありました

豊後館跡 虎口の石垣

 

▼その先にも白岩が見えるポイントが

豊後館跡からの白岩3 ちょっと見難い場所

木が邪魔なので、さきほどの場所の方が良く見えます。

 

▼ここから先の道はアスレチック仕様になっていました

アスレチックな帰り道

 

▼最初に見えていた青い建物

秋保 豊後館跡 壊れた社

壊れた社でしょうか?

やっぱりこちらから進まなくて良かったです…

 

最初の分岐点に戻り、無事に岐路に付きました。

豊後館跡は、過去の面影が一部の石垣しか無く、観光地という雰囲気ではありませんでした。

豊後館跡観光まとめ

最短の観光ルートは、二手に分かれる道を右に曲がり、石垣の先のポイントから白岩を見て帰って来るルートです。

崖から落ちると危険ですのでご注意ください。

カラスや物音に驚くことはありましたが、心霊現象はありませんでした。ご安心ください。

小滝沢橋(めがね橋)

豊後館跡が怖かったので、癒されに近くの眼鏡橋へ。

ここの景観は大好きです。

秋保 めがね橋 小滝沢橋 桜

小滝沢橋とは?

小滝沢橋(こたきざわばし)について

小滝沢橋は昭和14年(1939年)に、秋保町馬場の四ツ釜山と柳沢山を水源とする芋生川に架けられました。横長20.8m、幅員4.5m、県内では珍しい石造りのアーチ橋で、眼鏡橋とも呼ばれています。
橋の設計には佐藤清一、石工背施工には大滝徳治等の地元出身者があたり、石材には近くの石ケ森から採掘されて、秋保地方で採取される優良な凝灰岩が使用されています。
建造時、馬場小学校の校庭に実物大の図を描き関係者に説明したことや、石材を噴飯する馬が2、3頭倒れたというエピソードが伝えられており、地域の関心を集めて造られたことが分かります。(看板より)

小滝沢について

小滝沢は豊後館の要害の沢である。城主が最上勢をむかえ討つ為、釜淵手前の陣場まで出陣したところ、空になった城へ名取川向井の白岩から攻められ、留守を守る奥方は吾が子を抱いて、小滝沢に身を投じたことから後に城主は西光寺を建て妻子の霊をとむらったので「子抱沢」ともいわれている(看板より)

まとめると、

小滝沢は豊後館攻防上の重要な地点だった。

豊後館の城主・馬場氏の妻が子供を抱いて自殺したことが名前の由来。

妻の霊をいさめるために建てたお寺が西光寺

だそうです。

行った後に調べたのですが、ここも曰く付きの場所なのですね…

過去に人が死んでいない場所なんて無いので気にしないことにしました!

参考:秋保・里センター 秋保の歴史

小滝沢橋の風景

眼鏡橋 桜

レトロな橋と桜が綺麗で、花見の名所でもあります。(写真の桜は7分咲きくらいかと思われます。)

その他の秋保の桜の名所は下記の記事でまとめています

エドヒガン桜 【秋保で花見】桜の名所と穴場まとめ|温泉街やドライブコースのおすすめは?

 

豊後館の恐怖を忘れ、めがね橋の景観に癒されて帰途につくことができました(笑)

▼小滝沢橋の一角が展望台になっています

小滝沢橋 展望台

アクセス・駐車場

62号線の秋保神社を過ぎた所にあります。
住所:宮城県仙台市太白区秋保町馬場町南
専用の駐車場はありませんが、小滝沢橋を過ぎてすぐ左手にお墓があり、駐車できるスペースがあります。

周辺・その他の情報

秋保大滝」の帰り道に「小滝沢橋」を眺めてから「白岩」に行くのが王道の観光コースです。

「豊後館跡」に行くかどうかは人それぞれかと思われます。

 

▼どこよりも詳しい秋保の観光情報

【保存版】秋保の観光地・遊び場まとめ|三大名所や子供連れに楽しいスポット等

▼秋保のおすすめグルメ情報

【地元民厳選】秋保温泉のグルメ15選|おすすめランチやカフェ、ラーメンなど